日本をもう一度豊かにする方法
ひとつ前の記事で、日本は一度豊かになったが貧しくなったと書いたが、日本をもう一度豊かにする方法は意外と簡単なのではないかと思っている。「おいおい、バカ言うなよ」と言わずに読んでみてほしい。
世界時価総額ランキングを下に示すが、現在の日本の存在感は非常に低い。47位にやっとトヨタが一社入っているだけで、上位はほとんどアメリカ企業、しかもIT企業だ。いうまでもなく現在の花形産業はIT業界なのだが、日本はその波に完全に乗りそびれて世界の市場をことごとく失ったのだ。
20年ぐらい前では世界の人が日本のラジカセやウォークマンを買っており、世界が日本のお客様だったが、今では正反対だ。日本はアップルの電話や、アマゾンやグーグルのサービスを喜んで使うお客様の一人にすぎない。
この表をみると日本の凋落がひしひしと伝わってくるのではないだろうか。
ちなみにバブル絶頂期の世界時価総額ランキングでは、(バブル補正はあるとはいえ)上位30社中21社が日本企業だった。まさにジャパンアズナンバーワンであある。今は見る影もないが・・
ななしのいいたい放題 : 1989年バブル絶頂期の日本の世界時価総額ランキング
しかしである。まだとっておきの武器が残っている。それは銀行預金である。日本には1066兆円もの銀行預金があるのだ。
1066兆円という額は世界時価総額ランキングの上位1位から31位まで買い占めることができる額である。 みんなが大好きなアップルやグーグルも、ファイザー製薬だってコカ・コーラだって買えるのだ。乗り遅れたITの波に乗りなおすどころか、世界経済を牛耳ることができる額である。まあ実際に全部の企業を買うにはいろいろと問題があるが、まあそれぐらいのとんでもない額なのだ。
政府や国会はこの眠ったお金をどう活用するかを第一に真剣に考えるべきである。しょうもない獣医学部の問題なんか議論していても日本経済は全く良くならない。
このお金をうまく活用できれば税収・雇用などありとあらゆる状況を革新的に向上することが可能だ。ジャパンアズナンバーワンの再到来も夢ではない。メイクジャパングレートアゲインである。
ていうか本当に、真剣にお願いする次第です。。ハイ。