大麻合法化はトンデモ論?なぜ犬として生きるの?
医療用大麻は存在しない?
医療用大麻解禁運動を展開していた高樹沙耶が逮捕されました。厚生省のお医者さんはそもそも「医療用大麻など存在しない」とおっしゃっております。
はたして、本当でしょうか?
シャーロットちゃんとザカイくんのケース
いえ、ちゃんと存在します。痛みの緩和以外にも効果のある症例がたくさんあります。
次のビデオにでてくるシャーロットちゃんは「乳児重症ミオクロニーてんかん」という難病で、週に300回以上のてんかん発作に苦しんでいました。言葉も歩くことも食べることもままならず、ただ横たわっているだけの生活です。ほとんど「生きている」とは言い難い状態です。あらゆる治療薬を試したが効果は無く副作用で心停止までする始末。
しかし、CBDを多く含有する医療用大麻を使い始めてから状況は一変します。300回もあったてんかん発作は週に0回か1回ほどになり、シャーロットちゃんは言葉や歩くことを取り戻しました。ビデオには楽しそうにバレリーナの真似をするシャーロットちゃんが映っています。彼女は大麻によって命を取り戻したのです。
ビデオの後半に出てくるザカイ君も同様の効果を得ることができています
戦前は合法だった?なぜ今は違法なの?
ホリエモンも言っていますが、大麻は戦前は合法でした。アメリカ進駐軍が違法化したのです。そもそもほとんど大麻を吸う習慣がなかった当時の日本人は
「明日からマリファナは禁止!」
って言われても
「なにそれ?もしかして気持ちよくなれるの?」
という感じだったそうです。逆にみんなの興味をひいてしまったようなものです。
(東北地方の木こり達の間で僅かに「麻吸い」という習慣があっただけで、当時はほぼ誰も知りませんでした)
そのアメリカが大麻の合法化に向かっている?
コロラド州やワシントン州は医療法だけでなく嗜好用のマリファナまで合法化されています。そこまでいかなくても医療用に限れば非犯罪化されている州は数多くあります。
シャーロットちゃんの例にもあるように、医療用には多大な可能性があるためそれを無視することはできなくなってきているのでしょう。
日本の大塚製薬もアメリカでの医療大麻研究・販売に積極的にかかわっています。日本国内では研究もままならないので資本が外に出て行ってしまっています・・
(カンナビノイドというのは大麻の成分名です)
ご主人様(=アメリカ)に言われた言いつけをずっと守り続けるというのは忠犬ハチ公とかぶってしまいます。もうご主人様は心変わりしているのに・・
憲法9条も似たような構図と言えます。
じゃあ大麻は解禁したほうがいいの?
よくわかりません。が、医療用・研究用に限っては禁止する必要は全くないのではないと私は考えます。もっと思うのは、そもそも「大麻を合法化したらどうなる?」という議論自体がタブーになっていることが一番よくないと思います。
ちょっと残念なことになってしまいましたが、選挙に出馬して大麻解禁の是非を議題にあげようとした高樹沙耶は、「人が言いにくいことを話題にする」という点では大きな功績を残したのではないでしょうか?
いや、大麻はちょっと・・危ないし・・といっているあなた。